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脳梗塞の血栓回収療法は一刻を争う


(2019.4.7)

代表医師の中嶋です。


本日は,脳梗塞の血栓回収療法について,最近の医学論文を紹介します。

脳梗塞の治療は一刻を争います。

このことは広く知られていますが,脳梗塞発症から再灌流が得られるまでの時間と,機能予後との関連を調査した論文を紹介します。


掲載雑誌:JAMA (正式名称:Journal of the American Medical Association)(最新のimpact factor:47.661⇒非常に影響度の大きい雑誌といえます)


タイトル: Time to Treatment With Endovascular Thrombectomy and Outcomes From Ischemic Stroke: A Meta-analysis


著者: Saver JL, Goyal M, van der Lugt A,他


掲載号数・ページ: 2016 Sep 27;316(12):1279-88


論文内容の要点

脳梗塞では,血管内治療である血栓回収療法による再灌流が1時間遅れると,機能的な自立 (mRS 0-2) を得られる機会が5.2%ずつ低下する。 脳の主幹動脈閉塞例では,発症から7時間以内にできるだけ早く機械的血栓回収療法による再灌流を目指すべきである。


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このように,治療の遅れが,患者さんの予後にどの程度,影響を与えるのか,具体的な数値で示されたことは,意義のあることだといえます。

今後,脳梗塞の診断遅延・治療遅延が争点となる事案において,主張の根拠となりうる論文だと思います。


これからも,弁護士の皆様の役に立つと思われる医学的知見を紹介していきます。

ご意見・ご質問は,本サイトのお問い合わせフォームよりお寄せ下さい。


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