top of page

BLOG
ブログ
HOME>ブログ
BLOG
ブログ
脳外科専門医のブログ『最新医学講座』
検索


MRI造影剤(ガドリニウム造影剤)の脳内残留について
中枢神経疾患の診断において,造影MRI検査は非常に有用です。MRI造影剤のほとんどがガドリニウムを使用しています。ガドリニウム造影剤は1988年から臨床応用が始まり,すでに30年近く経ちました。2016年,腎機能低下患者にガドリニウム造影剤を投与することで, 腎性全身性線維症 (nephrogenic systemic fibrosis : NSF) という合併症が引き起こされることが発覚しました。NSFは皮膚の硬化,四肢の関節に運動障害を認め,死に至ることもある合併症で,日本国内においても20数例の報告があります。 NSFの発症を回避するために,現在のガイドラインでは, ①透析患者,②eGFR 30未満,③急性腎不全患者 はガドリニウム造影剤を投与すべきではないとされています。 ガイドラインが遵守されるようになってから,NSFの新規発症例は報告されていません。その一方で,ガドリニウム造影剤の人体への影響として,2017年11月号の脳神経外科ジャーナルに,ガドリニウム造影剤が脳内に残留,蓄積することを報告した論文が発表されました。とても興味深

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年10月30日読了時間: 3分


未破裂の脳動静脈奇形 (AVM) は治療しないほうが安全という論文の紹介
脳動静脈奇形(以下AVMといいます)は脳神経外科が扱う疾患のなかでも,外科的治療の難易度が高い疾患です。そのため,カテーテルを用いた塞栓術や定位放射線治療を組み合わせた治療を行うこともあります。しかし,2014年,世界最高峰の医学雑誌である Lancet から驚くべき論文が発表されました。 Medical management with or without interventional therapy for unruptured brain arteriovenous malformations (ARUBA): a multicentre, non-blinded, randomised trial. Mohr JP, Parides MK, Stapf C, et al Lancet 2014; 383: 614-621 です。この論文は以下のURLから Freeでダウンロード もできます。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4119885/pdf/nihms585104.p

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年10月4日読了時間: 3分
HOME>ブログ
bottom of page

