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脳外科専門医のブログ『最新医学講座』
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脳外傷による高次脳機能障害の後遺障害認定における「壁」を突破するには
近年,交通外傷による高次脳機能障害の後遺障害認定に関する事案は,弊事務所においても相談件数が増えています。 高次脳機能障害は,運動麻痺とは異なり,「わかりにくい障害」であるため,被害者ご本人が苦しんでいるにもかかわらず,周囲の理解が得られにくい障害といえます。...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2019年2月3日読了時間: 4分
閲覧数:7回
医師の協力を得るために
今回は,医療関連事案を扱う弁護士の皆様が,医師の協力を得るための重要なポイントについて,ご説明します。 医療関連事案の最大の壁は「専門性の壁」です。 専門分野の医師から助言を得ることは,事案を解決に導く要といえます。 私がこれまで,弁護士の皆さまから依頼を受け,150件を超...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2018年10月9日読了時間: 2分
閲覧数:14回
抗凝固療法中の患者が脳梗塞を発症した場合の急性期再開通治療について
日本脳卒中学会の機関誌「脳卒中」の最新号(第40巻第2号 2018年3月25日)において,「抗凝固療法中患者への脳梗塞急性期再開通治療に関する推奨2017年11月」(以下「推奨」といいます)が掲載されました。 この推奨は,日本脳卒中学会の脳卒中医療向上・社会保険委員会「抗凝...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2018年5月5日読了時間: 3分
閲覧数:24回
急性期脳梗塞に対する血栓回収療法の適応条件について
2018年3月15日~18日,福岡で第43回日本脳卒中学会学術集会が催されました。 会場では,急性期脳梗塞に対する血栓回収療法の発表演題が多く見受けられ,脳梗塞の治療法は着々と進歩している印象を受けました。 血栓回収療法は,閉塞血管を再開通させることで,症状の劇的な改善が得...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2018年3月25日読了時間: 3分
閲覧数:627回
高血圧性脳出血の手術適応について
高血圧の重大な臓器障害として,脳出血が挙げられます。これは高血圧によって脳動脈が影響を受け,脳動脈から出血する疾患です。高血圧の治療が普及した現在においても,非常に怖い病気であることに変わりはありません。 さて,高血圧性脳出血の治療は,どのようなものがあるでしょうか。われわ...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2018年2月5日読了時間: 3分
閲覧数:267回
原因不明の脳梗塞について
統計上,脳梗塞の20~25%は原因不明の脳梗塞(潜因性脳卒中)に分類されています。その多くは塞栓性脳梗塞と考えられ,塞栓源不明の脳塞栓症として,embolic stroke of undetermined source (ESUS)...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年12月4日読了時間: 3分
閲覧数:1,935回
MRI造影剤(ガドリニウム造影剤)の脳内残留について
中枢神経疾患の診断において,造影MRI検査は非常に有用です。MRI造影剤のほとんどがガドリニウムを使用しています。ガドリニウム造影剤は1988年から臨床応用が始まり,すでに30年近く経ちました。2016年,腎機能低下患者にガドリニウム造影剤を投与することで,腎性全身性線維症...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年10月30日読了時間: 3分
閲覧数:1,325回
未破裂の脳動静脈奇形 (AVM) は治療しないほうが安全という論文の紹介
脳動静脈奇形(以下AVMといいます)は脳神経外科が扱う疾患のなかでも,外科的治療の難易度が高い疾患です。そのため,カテーテルを用いた塞栓術や定位放射線治療を組み合わせた治療を行うこともあります。しかし,2014年,世界最高峰の医学雑誌であるLancetから驚くべき論文が発表...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年10月4日読了時間: 2分
閲覧数:702回
脳神経外科の主要な教科書・医学雑誌
弁護士の皆様と面談をするときは,事前に様々な角度から事案の内容を検討します。特に,患者さんに行われた医療行為が,その当時の医療水準を満たしているのか否かを慎重に判断します。医療水準の判断は,その医療行為が広く普及しているかどうかが肝要です。そこで,今回のブログでは,脳神経外...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年9月19日読了時間: 2分
閲覧数:4,099回
TIAは入院?それとも帰宅?
救急外来を受診した患者さんでTIAが疑われたにもかかわらず,その日は帰宅となり,後日,脳梗塞を発症して後遺障害が残った場合,救急外来での担当医の対応が適切であったのかどうかが問題となります。 TIA(一過性脳虚血発作)は,従来,「24時間以内に消失する局所的な脳,または網膜...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年8月15日読了時間: 3分
閲覧数:8,139回
くも膜下出血を疑うべき状況とは?
私たち脳神経外科医にとって,頭痛は非常に関心の高い症状です。頭痛で悩んでいる患者さんは多く,なかには命の危険がある病気の場合もあります。その代表が「くも膜下出血」による頭痛です。くも膜下出血の多くは脳動脈瘤破裂によるものです。初回の破裂によるくも膜下出血を迅速に診断して,動...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年7月27日読了時間: 3分
閲覧数:37回
脳卒中急性期の栄養管理について
私が所属している日本脳卒中学会の機関誌最新号に,「脳卒中急性期重症患者に対する早期経腸免疫栄養の効果」についての論文が掲載されていました。ホエイペプチド含有の免疫調整栄養剤を脳卒中急性期から投与すると,他の栄養管理を実施した場合と比較して,感染性合併症の頻度が有意に減少する...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年6月8日読了時間: 3分
閲覧数:1,353回
高次脳機能障害の基本
弊事務所ではこれまで,脳外傷後の高次脳機能障害に関するご相談を多数お受けしてきました。 そこで今回は、高次脳機能障害について,基本的な内容をまとめてみました。 カルテや画像といった資料のなかで,どのような点が重要なのかを中心にご説明いたします。...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年4月3日読了時間: 5分
閲覧数:7,375回
静脈経腸栄養ガイドライン第3版の要点
脳卒中では意識障害によって、口から食事を摂ることができなくなる場合があります。その場合、患者さんの栄養状態を維持するために、栄養の投与方法を考えなくてはなりません。そこで今回は、脳神経外科領域だけではなく、臨床医学のあらゆる領域で関係の深い静脈経腸栄養、特に中心静脈カテーテ...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年1月19日読了時間: 4分
閲覧数:164回
重症頭部外傷ガイドライン第3版の要点
今回は、我が国の重症頭部外傷ガイドラインをご紹介します。 重症頭部外傷ガイドラインは脳神経外科医が中心メンバーである日本脳神経外傷学会ガイドライン作成委員会により発行されています。 正式名称は、「重症頭部外傷治療・管理のガイドライン」といいます。...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2016年12月8日読了時間: 4分
閲覧数:616回
虚血性脳卒中の見逃しに関する研究
今回は、脳卒中関連の医学誌ではメジャーな『Stroke』に掲載された興味深い今年の論文をご紹介します。 タイトルは「救急部門における救急医および神経内科医による虚血性脳卒中の見逃し」、著者は米国ペンシルベニア州のアビントンという町にあるAbington...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2016年11月2日読了時間: 3分
閲覧数:7回
脳動脈瘤に対する血管内治療のトピックス
脳動脈瘤に対する治療法は、2つの方法に大別できます。一つは開頭治療、もう一つは血管内治療です。近年、血管内治療はデバイスの進化とともに適応を拡大しつつあります。そこで、今回は、血管内治療で豊富な治療経験を有する虎の門病院の松丸祐司先生によって今年発表された総説論文をご紹介し...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2016年10月3日読了時間: 4分
閲覧数:30回
未破裂脳動脈瘤への対応~治療する? 治療しない?~
未破裂脳動脈瘤を発見した脳神経外科医は、目の前の患者さんに対してどのような判断を下し、どのような行動をとるべきか。これは脳神経外科医にとって重要な課題であり、弁護士の皆さまにとっても医師がどのように説明すべきかを知っておくことは有用だと思います。...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2016年9月1日読了時間: 4分
閲覧数:346回
MRAで「未破裂脳動脈瘤はない」と言い切れるのか?
1.未破裂脳動脈瘤のスクリーニング検査 未破裂脳動脈瘤のスクリーニング検査を受け、医師から「脳動脈瘤なし」と診断を受けたにもかかわらず、その後、脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血を発症し、死亡あるいは重篤な後遺障害により寝たきりとなってしまった。そのような患者さんの例を脳神経外...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2016年8月2日読了時間: 5分
閲覧数:1,061回
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