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脳外科専門医のブログ『最新医学講座』
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脳梗塞急性期における血栓溶解療法ー新たな薬剤の可能性ー
(2019.4.14) 代表医師の中嶋です。 現在,わが国では,脳梗塞急性期の血栓溶解療法として,アルテプラーゼの静注療法が行われています。アルテプラーゼは血栓溶解薬として,広く使用されていますが,治療対象血管が内頚動脈や近位部中大脳動脈の場合,再開通率の低さが指摘されて...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2019年4月14日読了時間: 4分
発症時刻不明の脳梗塞ではMRIの拡散強調画像とFLAIR画像所見のミスマッチが重要
(2019.4.12) 代表医師の中嶋です。 アルテプラーゼ静注療法の適応は、発症時刻が明確かつ発症後4.5時間以内とされてきました。しかし、睡眠中に脳梗塞を発症し、起床時に麻痺や言語障害といった症状に気づく例は少なくありません。そのような例では、アルテプラーゼ静注療法の適...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2019年4月12日読了時間: 3分
最終健在確認から6~16時間経過した脳梗塞例でも血栓回収療法の適応となりうる
(2019.4.11) 代表医師の中嶋です。 本日は,前回紹介したDAWN trialと類似の,脳梗塞発症から6時間以上経過した血栓回収療法の有効性について, New England Journal of Medicine...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2019年4月11日読了時間: 2分
最終健在確認から6~24時間経過した脳梗塞例でも血栓回収療法をあきらめない
(2019.4.10) 代表医師の中嶋です。 本日は,脳梗塞の血栓回収療法について, New England Journal of Medicine から2018年に発表された医学論文論文を紹介します。 掲載雑誌 :New England Journal of...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2019年4月10日読了時間: 2分
脳梗塞の血栓回収療法は一刻を争う
(2019.4.7) 代表医師の中嶋です。 本日は,脳梗塞の血栓回収療法について,最近の医学論文を紹介します。 脳梗塞の治療は一刻を争います。 このことは広く知られていますが,脳梗塞発症から再灌流が得られるまでの時間と,機能予後との関連を調査した論文を紹介します。 掲載雑誌...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2019年4月7日読了時間: 2分
脳外傷による高次脳機能障害の後遺障害認定における「壁」を突破するには
近年,交通外傷による高次脳機能障害の後遺障害認定に関する事案は,弊事務所においても相談件数が増えています。 高次脳機能障害は,運動麻痺とは異なり,「わかりにくい障害」であるため,被害者ご本人が苦しんでいるにもかかわらず,周囲の理解が得られにくい障害といえます。...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2019年2月3日読了時間: 4分
医師の協力を得るために
今回は,医療関連事案を扱う弁護士の皆様が,医師の協力を得るための重要なポイントについて,ご説明します。 医療関連事案の最大の壁は「専門性の壁」です。 専門分野の医師から助言を得ることは,事案を解決に導く要といえます。 ...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2018年10月9日読了時間: 2分
抗凝固療法中の患者が脳梗塞を発症した場合の急性期再開通治療について
日本脳卒中学会の機関誌「脳卒中」の最新号(第40巻第2号 2018年3月25日)において,「 抗凝固療法中患者への脳梗塞急性期再開通治療に関する推奨2017年11月 」(以下「推奨」といいます)が掲載されました。 この推奨は,日本脳卒中学会の脳卒中医療向上・社会保険委員会...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2018年5月5日読了時間: 3分
急性期脳梗塞に対する血栓回収療法の適応条件について
2018年3月15日~18日,福岡で第43回日本脳卒中学会学術集会が催されました。 会場では,急性期脳梗塞に対する血栓回収療法の発表演題が多く見受けられ,脳梗塞の治療法は着々と進歩している印象を受けました。 血栓回収療法は,閉塞血管を再開通させることで,症状の劇的な改...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2018年3月25日読了時間: 3分
高血圧性脳出血の手術適応について
高血圧の重大な臓器障害として,脳出血が挙げられます。これは高血圧によって脳動脈が影響を受け,脳動脈から出血する疾患です。高血圧の治療が普及した現在においても,非常に怖い病気であることに変わりはありません。 さて,高血圧性脳出血の治療は,どのようなものがあるでしょうか。われ...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2018年2月5日読了時間: 3分
原因不明の脳梗塞について
統計上,脳梗塞の20~25%は原因不明の脳梗塞(潜因性脳卒中)に分類されています。その多くは塞栓性脳梗塞と考えられ,塞栓源不明の脳塞栓症として, embolic stroke of undetermined source (ESUS)...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年12月4日読了時間: 3分
MRI造影剤(ガドリニウム造影剤)の脳内残留について
中枢神経疾患の診断において,造影MRI検査は非常に有用です。MRI造影剤のほとんどがガドリニウムを使用しています。ガドリニウム造影剤は1988年から臨床応用が始まり,すでに30年近く経ちました。2016年,腎機能低下患者にガドリニウム造影剤を投与することで,...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年10月30日読了時間: 3分
未破裂の脳動静脈奇形 (AVM) は治療しないほうが安全という論文の紹介
脳動静脈奇形(以下AVMといいます)は脳神経外科が扱う疾患のなかでも,外科的治療の難易度が高い疾患です。そのため,カテーテルを用いた塞栓術や定位放射線治療を組み合わせた治療を行うこともあります。しかし,2014年,世界最高峰の医学雑誌である Lancet...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年10月4日読了時間: 2分
脳神経外科の主要な教科書・医学雑誌
弁護士の皆様と面談をするときは,事前に様々な角度から事案の内容を検討します。特に,患者さんに行われた医療行為が,その当時の医療水準を満たしているのか否かを慎重に判断します。医療水準の判断は,その医療行為が広く普及しているかどうかが肝要です。そこで,今回のブログでは,...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年9月19日読了時間: 2分
TIAは入院?それとも帰宅?
救急外来を受診した患者さんでTIAが疑われたにもかかわらず,その日は帰宅となり,後日,脳梗塞を発症して後遺障害が残った場合,救急外来での担当医の対応が適切であったのかどうかが問題となります。 TIA(一過性脳虚血発作)は,従来,「24時間以内に消失する局所的な脳,または...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年8月15日読了時間: 3分
くも膜下出血を疑うべき状況とは?
私たち脳神経外科医にとって,頭痛は非常に関心の高い症状です。頭痛で悩んでいる患者さんは多く,なかには命の危険がある病気の場合もあります。その代表が「くも膜下出血」による頭痛です。くも膜下出血の多くは脳動脈瘤破裂によるものです。初回の破裂によるくも膜下出血を迅速に診断して,動...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年7月27日読了時間: 3分
脳卒中急性期の栄養管理について
私が所属している日本脳卒中学会の機関誌最新号に,「脳卒中急性期重症患者に対する早期経腸免疫栄養の効果」についての論文が掲載されていました。ホエイペプチド含有の免疫調整栄養剤を脳卒中急性期から投与すると,他の栄養管理を実施した場合と比較して,感染性合併症の頻度が有意に減少する...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年6月8日読了時間: 3分
高次脳機能障害の基本
弊事務所ではこれまで,脳外傷後の高次脳機能障害に関するご相談を多数お受けしてきました。 そこで今回は、高次脳機能障害について,基本的な内容をまとめてみました。 カルテや画像といった資料のなかで,どのような点が重要なのかを中心にご説明いたします。 ...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年4月3日読了時間: 5分
静脈経腸栄養ガイドライン第3版の要点
脳卒中では意識障害によって、口から食事を摂ることができなくなる場合があります。その場合、患者さんの栄養状態を維持するために、栄養の投与方法を考えなくてはなりません。そこで今回は、脳神経外科領域だけではなく、臨床医学のあらゆる領域で関係の深い静脈経腸栄養、特に中心静脈カテーテ...

医療鑑定研究会 中嶋浩二
2017年1月19日読了時間: 4分
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